言葉だけでは伝わりにくい情報を視覚化する手法、インフォグラフィックスの需要が近年高まっている。
印刷物制作・デザインにおいて情報の視覚化はどんな効果があるのかを専門家に聞く。
印刷会社がインフォグラフィックスを理解することで、カタログ、Webサイト構築、イベント企画などの受注に有利となります。また、企画書などの営業ツールも、キャッチーなグラフィックスを取り入れれば、クライアントの興味を引きつけることができます。
最近では教育現場でもインフォグラフィックスが活用されています。
IT、インターネット技術が進む現在、大量情報の視覚化は印刷業界にとっても避けて通れない課題です。またデザインの社会的価値の高まりとともに、多種多様な人々に情報を効果的に伝える手段も重要となっています。そこで情報を視覚化する手法であるインフォグラフィックの基本と活用について知るための研究会を開催します。
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・インフォグラフィックスはなぜ必要か
・データを視覚化するさまざまな手法
日時
2017年09月13日(水) 14:00-16:50(受付開始:13:30より)
会場
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
参加費
一般:15,120円(税込) JAGAT会員:10,800円(税込)
*印刷総合研究会メンバー:無料(メンバープランによります)
[一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで
→自社が研究会メンバーか確認したい場合は、お手数ですがこちらのフォームからお問合せください。
【1】インフォグラフィックスの歴史と最新動向
多摩美術大学教授 永原康史氏
インフォメーショングラフィックスの歴史的ポイントを振り返りながら、大量情報時代における情報の可視化と物語化について紹介。
- 15〜17世紀「絵から図へ:フックスの『新植物誌』を中心に」
- 18〜19世紀「図からグラフへ:フランス『百科全書』とプレイフェアの近代グラフ」
- 20世紀「抽象化と理解のデザイン:20世紀のトピックスを鳥瞰する」
- 現在〜近未来「可視化と物語化:データヴィジュアライゼーションとストーリーテリングの事例紹介」
- まとめ
【プロフィール】 グラフィックデザイナー、多摩美術大学情報デザイン学科教授。電子メディアや展覧会のプロジェクトも手がけメディア横断的なデザインを推進している。2005年愛知万博「サイバー日本館」、2008年サラゴサ万博日本館サイトのアートディレクターを歴任。あいちトリエンナーレ2016では公式デザイナーを務める。『インフォグラフィックスの潮流』(誠文堂新光社)、『デザインの風景』(BNN新社)など著書多数。監訳にオットー・ノイラート『ISOTYPE』、ジョセフ・アルバース『配色の設計』(共にBNN新社)。タイポグラフィの分野でも独自の研究と実践を重ね、『日本語のデザイン』(美術出版社)など多くの著作を発表。2012年には、前後の文字によって異なる字形を表示するフォント「フィンガー」(タイプバンク)をリリースした。2016年より竹尾アーカイヴズディレクター。
【2】インフォグラフィックス制作の考え方と手法
株式会社チューブグラフィックス 代表取締役 木村博之氏
- ニュース解説、マップなど手掛けた作品の制作コンセプトと手法
【プロフィール】 1995年、SND Malofiej Awards金賞受賞。1998年、長野オリンピック委員会「長野オリンピック公式ガイドブック」「公式ガイドマップ」「デイリープログラム」など公式出版物の企画デザイン制作。2009年、SND国際コンテスト審査員。2011~2013年、経済産業省「ツタグラ(伝わるインフォグラフィックス)」のアドバイザリーボード。経済産業省「中小企業白書(2014年版)」のインフォグラフィックス担当。2012~2017年、日本経済新聞のデザインコンサルタント。現在、本務であるインフォグラフィックスやコンセプトデザインを様々な媒体に提供しながら、千葉大学や明治大学などの講師や、社会人向けのセミナーやワークショップを通じて、分かりやすさや使いやすさを追求するコミュニケーションの技を広めている。最近は、小学生を対象に、空間認知能力や可視化能力を高め、自分で考え、伝えあう、「つなぐ」を意識した教育に取り組んでいる。著書に『インフォグラフィックス』(誠文堂新光社、2010)などがある。
【3】ディスカッション・質疑応答
申込み
下記フォームに必要事項をご記入いただき「送信」ボタンを押してください。登録メールアドレス宛に完了メール(参加証)が届きます。後日郵送にて請求書が届きます。→お申し込み後の流れについて
FAXからお申込み
・申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)
問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 印刷総合研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)