カンファレンス
グラフィックス
場所:ワールドインポートマート5F
2月7日(Wed)
13:00〜15:00
【G1】実用期に入ったバリアブル印刷
期待されつつも限定された用途にとどまってきたバリアブル印刷だが、マーケティング情報と連動したパーソナライズDMやカタログなど、市場が追いついてきた。アプリケーション、運用ノウハウ、検査などにフォーカスしてバリアブル印刷の核心に迫る。
共同印刷は歴史的にも、出版印刷というイメージが強いと思うが、フォーム印刷、それも宛名印刷等のデータプリンティングについては、長い歴史を持っている。
つまりバリアブル印刷についての長い経験とノウハウ、実績があるのだ。その共同印刷の本社でのデジタル印刷の責任者である貞清課長と実務を遂行している黒川課長代理に登壇いただき、バリアブル印刷についてのポイントを徹底的に掘り下げたい。
そのバリアブル印刷のソフトウェアを提供しているテキスト・アンド・グラフィクス社の窪田社長には、バリアブル印刷の技術的な問題点やノウハウにフォーカスいただく。またバリアブル印刷の肝でもある検査装置のメーカーであるマイクロ・テクニカの藤本事業部長と坂巻氏には「どういうトラブルがあるのか?」「それを見つけ、いかに事故回避するのか?」について教授いただく。
「PDFだったらトラブルは回避できる」といった簡単なことではなく、PDFが画像として別のPDFに貼られていたりすると、RIPによっては白紙になったりしてしまうのだ。
本セッションでは共同印刷さんから運用面のポイント、ノウハウについて語っていただく。そしてテキスト・アンド・グラフィクス社の窪田社長からはバリアブル印刷の難しさや、注意点について解説いただく。そして全品検査の実際について教えていただくことによって、短時間でバリアブル印刷の本質に迫れるというのが、本セッションの目的である。
関連セッション
・【G2】マーケティングと連携するDM訴求力
・【G3】見える化 2018
・【G4】事業承継
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貞清哲也
(さだきよてつや)
共同印刷 SP&ソリューションセンター システムソリューション部 第1課課長
平成7年 共同印刷株式会社入社。製造に関する自動組版システムおよびネットワークの開発、構築を主に担当。
2010年4月より現職場にて顧客向けWEB、業務、製版の各システムの開発、およびデータベース運用部門を担当。
自動組版システムとオンデマンドプリント業務の連携によりカット紙プリンタによるBPO業務の立ち上げに取組む。
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黒川和正
(くろかわかずまさ)
共同印刷 SP&ソリューションセンター システムソリューション部 第一課課長代理
平成13年 共同印刷株式会社入社。自動組版システムの開発、運用を担当。
2010年4月より現職場にて組版システムとオンデマンドプリントとの連携、製造設計に携わる。
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窪田和彦
(くぼたかずひこ)
1987年 画像処理システム・通信制御システムの企画・開発・販売を手掛ける会社へ入社
1993年 大手印刷会社向けに複数台の高速ラインプリンタでの分散プリントネットワークシステムを企画・開発
1995年 大手印刷会社向けの「Scitex6240」導入プロジェクトに参画。IJPDSレイアウタシステムを企画・開発
1996年 大手プリンターメーカーのPSプリンタ向けにGUIレイアウトソフトを開発
2000年 株式会社トラスティ・リンクを設立。Web業務システム、Web基盤システムなどの開発を手がける
2003年 Javaアプリケーションフレームワーク「Mediator」を企画・開発・販売
2006年 バリアブル印刷用途に「グラフ描画フレームワーク」を企画・開発・販売
2008年 主力業務としてDTP関連の製品企画・開発へシフト
2010年 DTP関連のソリューション提供を目的とした子会社「テキスト・アンド・グラフィクス株式会社」を設立
2011年 商業印刷向けバリアブル印刷ソフト「VP Authoring Studio II」の販売を開始
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藤本敬一郎
(ふじもとけいいちろう)
1986年マイクロ・テクニカ入社、1990年代(前半)に位置/寸法/面積で検査を行うカメラのシャッター機能及び静止画像装置開発に携わるほか、ラべリング技術を用いた各種検査装置、文字認識装置を開発。
1990年代(後半)以降には、IC文字認識、特殊証券、請求書品質検査装置のほかビットマップ検査装置等を開発。
印刷関係のOCR、BCの認識、品質検査の需要に対応した高速のフルカラー検査装置を開発・提供。
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坂巻幸弘
(さかまきゆきひろ)
2008年7月コダック入社、インクジェット装置(Prosperシリーズ)の販売を担当。2017年5月マイクロ・テクニカ入社。現在は様々な市場や用途で必要とされる検査装置を、前職の経験を生かし製造販売する。
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郡司秀明
(ぐんじひであき)
モデレーター
1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社入社。主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。
2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在JAGAT専務理事として啓蒙活動に励む。
日本大学藝術学部講師、日本写真学会理事、電塾本部運営委員でもある。
「RGB&CMYKレタッチ大全」「図解カラーマネージメント実践ルールブック」はじめ著書多数。