カンファレンス
印刷マーケット
場所:ワールドインポートマート5F
2月10日(金)
13:00〜15:00
【PM4】見える化進化形
個別原価管理からはじまった「見える化」の取組みであるが、さまざまな拡がりを見せている。社員の成長機会、教育ツールとして、あるいは社内活性化の手段としてなど原価低減にとどまらない「見える化」の意義について議論する。
「見える化」という言葉は印刷業界にかなり浸透しています。
「個別原価がわかるようにする」ことが目標となりますが、実践できている会社はまだ多くはないようです。
その原因、ハードルとしては、
・徹底できない(リーダーシップ不足)
・システム対応(IT力不足)
・どこから手をつけてよいかわからない
・どのような社内体制で進めればよいかわからない
・社内原価(時間コスト)の調べ方がわからない
といったところが挙げられます。
本セッションでは、「見える化」を短期間で立ち上げるにはどうすればよいか。
実践事例をあけぼの印刷社の山田氏から伺います。
また、「見える化」はゴールではなく改善の出発点とも言えます。
「見える化」の運用が定着している大東印刷工業の佐竹氏からは、社員の成長機会、教育ツールとして、あるいは設備投資や人材配置の根拠としてなど原価低減にとどまらない「見える化」の応用例、活用法について伺います。
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佐竹一郎
(さたけいちろう)
1987年大東印刷工業入社。営業職を兼務で89年DTP導入・立ち上げ。93年専務取締役。97年CTP導入によってプリプレスのデジタル化を完成。98年代表取締役専務。自社開発のERPによる業務管理システムを導入し「生産工程の見える化」に着手。03年ERPを進化させたMISによる「全業務情報の見える化」の成果で05年~08年まで約10%の経常利益率を得る。05年代表取締役社長就任。2012年完成の「東京スカイツリー」の真下で都市型印刷業の新たな業態を探求中。
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山田周
(やまだしゅう)
1974年4月 茨城県水戸市生まれ 42歳
1998年3月 大学卒
1998年4月 通信事業者入社 関東甲信越無線基地局光ファイバーネットワーク構築業務に従事
2001年~2008年 通信事業者にて動画・音楽配信サービスの仕様策定・企画・営業業務に従事
2008年10月 通信事業者退社
2008年11月 株式会社あけぼの印刷社 入社 取締役就任
2014年9月 専務取締役 就任
2015年6月 代表取締役 就任
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花房賢
(はなふささとし)
モデレーター
1992 年に社団法人日本印刷技術協会入職。研究調査部に所属、テキスト&グラフィックス研究会にて主にカラーマネジメントを担当。その後、MISやワークフロー・JDFを担当する傍ら、標準原価を活用した利益管理システムの啓蒙活動および導入支援を行う。
2010年より全印工連教育研修委員会 特別委員。「見える化」セミナーのコーディネーターを担当。