カンファレンス
グラフィックス
場所:ワールドインポートマート5F
2月10日(金)
13:00〜15:00
【G4】ユーザーコミュニティ(ユーザー会)の最新事例報告
Dscoop(HP)、thINK(キヤノン)、GUA(コダック)などのユーザーコミュニティの最新動向と成功事例を紹介する。これだけ聞けば最新・最高事例が網羅できる大変お得なセッションである。このセッションを受講して得られるエキスは、人材育成や設備導入の多大なヒントになるはずである。
これまでは、ユーザーの成功事例は各メーカーが宣伝用にPRすることがほとんどだったが、インターネットのSNSと同様に宣伝臭が強い情報は信用されないようになってきており、その代わりに注目されだしたのがユーザーコミュニティからの情報だ。その流れの通り、Dscoop報告はユーザー二社が報告を行う。CANONのthINKはまだ発足したばかりだが大変評判も良く、今回はキヤノンの宮崎氏に報告をお願いするが、その評判の良さのエキスを報告いただく。KodakからはProsperヘッドやビジネスの成功例をまとめて報告いただく。日本では想像つかないヒントが満載である。
Dscoopは歴史も長いため、クライアントから選出されたチェアマンである精工の林社長と協同クリエーションの佐藤氏が報告する。もちろんDscoop報告は興味深いものばかりだが、林社長にとって、自社の精工自体の報告も軟包装のデジタル印刷では日本を代表する成功例であり、林社長の報告はあらゆる会社にとってデジタル印刷の指針になるものだ。同様に協同クリエーションも大変興味深いデジタル印刷ビジネスを展開している。
thINKとGUAはユーザーコミュニティのテーストを最大限守って報告してくれるはずだ。
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林 正規
(はやしまさき)
Dscoop日本チェアマンとして日本のDscoopをしばらく引っ張る役回りである。最新のつくば工場はIndigoを使用してロット数の大きなバリアブル印刷(野菜のパック)をするという独自路線ビジネスを切り開いている。またコカコーラの名前入りボトルは有名で、紙以外の高付加価値印刷で大成功されている。
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佐藤俊範
(さとうとしのり)
1973年生まれ。20年以上ラベル&パッケージ業界に従事し、7年前にデジタル印刷の魅力に惹かれ、現在は協同クリエーションにてデジタル印刷に特化したビジネスを展開。サッポロビール「フォトビー」(カスタマイズサービス)のプロジェクトなど手掛ける。Dscoop Asia 2016(シンガポール開催)で日本からの事例報告を行う。
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宮崎 進
(みやざき すすむ)
1991年にキヤノンマーケティンジャパン入社。
2008年より、プロダクション市場への参入のためimagePRESSブランドを立ち上げ、その後、2010年よりオセブランドの国内立上げに従事。
現職、キヤノンプロダクションプリンティングシステムズにて、印刷市場におけるデジタルプリンティング全般のマーケティングを推進している。
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河原一郎
(かわはらいちろう)
1991年、日本コダック株式会社に入社。一貫してグラフィックアーツビジネスに携わる。製版フィルムの営業、デジタル色校正システムのプロダクトマネージャーを歴任後、2006年に高速インクジェットビジネスに異動し、Prosper Sシリーズ並びにProsper Pressの製品ローンチ、マーケティング、セールスに従事。
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郡司秀明
(ぐんじひであき)
モデレーター
1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社入社。主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。
2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在JAGAT専務理事として啓蒙活動に励む。
日本大学藝術学部講師、日本写真学会理事、電塾本部運営委員でもある。
「RGB&CMYKレタッチ大全」「図解カラーマネージメント実践ルールブック」はじめ著書多数。