カンファレンス
グラフィックス
場所:ワールドインポートマート5F
2月5日(金)
15:45〜17:45
【G6】デジタル印刷の先端事例
<クライアントのマーケティング活動と連携したデジタル印刷ビジネス>
くじやクーポンによるイベント参加者ログの収集、優良顧客へのDM送付、サンプルパッケージによるテストマーケティングなど、デジタル印刷によって顧客企業のマーケティング戦略との連携を実現したビジネスモデルを取り上げる。
----------------------------------------------------------
■東洋紙業(タイヘイグループ)は、オフ輪のインラインにインクジェットヘッドを搭載し、チラシにバリアブル印字を施すことで大ロット・バリアブル印刷を実現した。特に「くじ付きチラシ」は、集客効果のみならず、来店者のマーケティングデータを収集し、効果測定ができるチラシとして注目されている。
■大洞印刷はデジタル印刷によるクリアファイルを強みとしているが、パッケージへの進出を目的にB2液体トナー機「Indigo 30000」を導入した。パッケージのネット通販により、個人事業者の製品のパッケージなど、新しい市場を切り開く。また試作品やテストマーケティングでの極小ロットのパッケージ製作により、より販促物としてのパッケージの効果を高める意図がある。
■小松総合印刷は早くからデジタル印刷に取り組み、今や製作物の3分の1がバリアブル印刷物である。マーケティングオートメーションと連動させたDMサービス「DMA」を展開している。
■朝日印刷工業は地元前橋にプリントショップを開設、BtoC、BtoスモールBビジネスに進出している。さらなるメニューの拡充のためB2インクジェット機「Jet Press 720S」を導入した。地元郷土資料文庫の受注製作も展開している。
一覧に戻る
このセッションの参加費は、16,200円 です。
お申し込みセッション数によって割引があります。
-
梅原 大志
(うめはらたいし)
1992年東洋紙業入社。企画制作部門でデザイナーとして大手百貨店を担当。DTP自動組版システムの立ち上げに携わる。また、販促企画ディレクターとして大手通信会社を担当し、モバイルコンテンツ情報誌の企画編集や集客イベント業務を行う。2008年より東京本社マーケティング企画部門にて、One to Oneバリアブルプリンティングを核としたプロモーション企画を担当。
-
大洞 広和
(おおぼらひろかず)
南山大学卒業後、安田火災海上保険に勤務。
大洞印刷に入社し、営業、工務、生産管理を経験。現在は営業、IT技術、生産管理、ファイナンスなど全般を統括。UV印刷によるセールスプロモーション事業、通販事業を立ち上げる。
2011年よりデジタル印刷事業、パッケージ印刷事業の立ち上げプロジェクトを推進中。
-
小松 肇彦
(こまつとしひこ)
明治大学法学部卒業。1982年に小松総合印刷に入社し、1993年代表取締役。
2000年にJagra主催のアメリカ印刷会社、弾丸見学ツアーで衝撃を受ける。
2002年にUV6色印刷機を導入し、Webサイトや展示会でのUVニス圧着ハガキや特殊印刷の受注を開始。また、ISO9000・プライバシーマークを取得する。さらに、レスポンスを測れる圧着DMを作成し「売れる仕組みのお手伝い」として販売。
2007年、デジタルとオフセットのハイブリッド印刷を開始し、IDやパスワード、シリアルNoの印字やカラーバリアブル印刷を展開。2015年、マーケティングオートメーションによる販促支援サービス
「DMA」をスタート。
-
富沢 充芳
(とみざわみつよし)
1996年入社。DTP、画像処理、ドラムスキャナによる色分解業務やCTP立上げ、CMS構築に携わる。2003年より工程管理と品質管理の他、プリプレス・POD機器の技術評価や機器選定を担当。また、会社主催のデジタル写真講座では、地域の一般市民や学生向けの講師を務めている。
現在、企画デザイン・DTP組版から撮影画像処理までのプリプレスとプリントショップを管掌する他、新たな市場獲得のための戦略立案に取り組む。
-
堀本 邦芳
(ほりもとくによし)
モデレーター
サカタインクスに入社し、水性グラビアインキの研究開発、米国技術駐在(DTP、各種デジタルプリプレスの調査)、印刷技術研究所 主任研究員としてデジタルプリプレス開発、デジタルプルーフとカラーマネジメントシステムの技術開発、印刷の色標準化推進に携わる。事業開発部長を経て、マーケティング部長として新規事業の推進に従事。2010年6月、ジーエーシティの社長に就任。ジーエーシティでは、2000年以降、drupaを始めとする世界4大印刷展示会を調査し、報告書を発行している。