基調講演
基調講演
場所:ワールドインポートマート5F
2月3日(水)
10:00〜12:00
【基1】マーケティングオートメーションと 印刷ビジネスの未来
印刷メディアはマスマーケティングの重要な販促ツールとして進化してきた。しかし、そのマーケティングの対象がマスからOne to one、ターゲットをハッキリさせた小ロットカタログ 等の特定された対象に移ろうとしている。
この変化はインターネットとIT技術の賜物ともいえるのだが、具体的にマーケティングオートメーション(MA)やCRMツールの使い方が販売を左右するといわれている。
このようなマーケティングの変化の中で、印刷ビジネスがどのように変化し、MA 等の新概念と結びつかねばならないか?日本を代表するマーケティングオートメーションの専門家である庭山氏にお話を伺い、氏を交えてPOD を推進している経営者と共に印刷ビジネスの未来を議論する。
本来印刷メディアはマスメディアの一翼を担ってきたのだが、未来永劫マスだけの世界に留まっていなければいけないのだろうか?
デジタル印刷機を使えば、One to oneだって夢ではないし、ターゲットを絞った高級カタログ等、印刷の特長を活かした、価値あるメディアを作ることは可能である。
本セッションでは、マーケティングオートメーションを日本で実践してきた庭山氏囲んで、小ロットビジネスを成功させてきたスピーカー達と日本におけるマーケティングオートメーションの実際と印刷への応用方法について具体的に議論する。
庭山氏は最近のデジタルマーケティングのコンサルタントとは一線を画し、DMから長くマーケティングを見てきた方であり、印刷物の良いところも、悪いところも熟知されている方である。最近のマーケッターの常套句である「印刷物は高いですから、その予算をこちらの分析ツールに回しましょう」などという安易なことは絶対に言わない方である。結果は大概の場合売り上げを落としてしまうことを良くご存知だからである。
決して印刷業界にとって良いことだけではないが、この先もマス中心のビジネスで行くのか?非マス的な印刷物に行くのか??そのハイブリッドで行くのか???このセッションでじっくり考えていただきたい。
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このセッションの参加費は、16,200円 です。
お申し込みセッション数によって割引があります。
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基調講演者 庭山一郎
(にわやまいちろう)
シンフォニーマーケティング 代表取締役
1962年生まれ。中央大学法学部卒。アスクプランニングセンターにてマーケティングプランナーとして勤務の後、1990年9月にシンフォニーマーケティング株式会社を設立。
CRM、SFAなどの導入計画、ECサイトの構築など約300社のマーケティングプロジェクトに参画。1996年よりBtoBにフォーカスした日本初のマーケティングアウトソーシング事業を開始。各産業の大手企業を中心にサービスを提供している。現在、各種セミナーの講師や、『マーケティングキャンパス』等のコラムで、実践に基づいたマーケティング手法や考え方などマーケターに向けたメッセージを発信している。
著書:
『ノヤン先生のマーケティング学』(翔泳社)
『サラサラ読めるのにジワッとしみる「マーケティング」のきほん』(翔泳社)
『BtoBのためのマーケティングオートメーション 正しい選び方・使い方』(翔泳社)
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網野勝彦
(あみのかつひこ)
昭和61年3月 関西学院大学法学部卒業
昭和61年4月 入社(東京勤務)
※営業部にて金融グループ、広告代理店を担当
平成6年12月 取締役企画室長(大阪勤務)
※プリプレス担当役員としてデジタル化の推進
平成9年5月 専務取締役に就任
※営業本部長
平成24年3月 代表取締役社長に就任
事業協同組合EPC-JAPAN 専務理事
関西学院大学体育会ヨット部総監督
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小野 裕二
(おのゆうじ)
佐賀県出身、1964年生まれ。久留米工業高等専門学校機械工学科卒業後、日立精工(株)入社。1992年(株)電通アクティス大阪入社、1997年(株)電通テックへ合併に伴い関西支社へ。新聞広告の電子送稿フォーマット策定や雑誌広告の基準カラー策定などに従事。2011年 4月(株)電通オンデマンドグラフィック設立に伴い出向。
現在、取締役としてデジタルコンビニエンス事業部を担当。
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星名 勧
(ほしなすすむ)
1986年大日本スクリーン製造に入社後、DTPシステムの製品開発/セールスエンジニアを担当。
1996年アドビシステムズ入社、富士ゼロックスのポストスクリプト製品開発サポートを担当。
1997年~2006年、富士ゼロックスでデジタル印刷機のPM、電通レーザ-フィッシュの創業副社長(出向)、
富士フイルムシンプルプロダクツ副社長(出向)を務める。
2007年~2009年はコダックIPS(現コダック)の社長。
コダック退職後DIG JAPAN株式会社設立、代表取締役に就任。
海外印刷関連企業の日本進出を支援。EFI社のWeb to Print/Marketing Automaton、ATT社のセキュリティプリントの導入・運用サポートを行う。
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郡司秀明
(ぐんじひであき)
モデレーター
1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社入社。主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。
2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在JAGAT専務理事として啓蒙活動に励む。
日本大学藝術学部講師、日本写真学会理事、電塾本部運営委員でもある。
「RGB&CMYKレタッチ大全」「図解カラーマネージメント実践ルールブック」はじめ著書多数。