2月3日(水) 13:00〜15:00
---------------------------------------------------------デジタルマーケティングが注目されているが、紙のチラシやカタログ、DMによる集客効果や売上確保の比重が小さくなったわけではない。全国規模で店舗を展開し、定期的にチラシやカタログを発行する企業にとって、印刷発注は事務処理やデザイン・レイアウトの校正、配送の手配や管理など人手のかかる煩雑な業務である。 これらの業務をITやWeb to printで効率化、一元管理する仕組みを構築することが新たな印刷ビジネスとなっている。 クライアントの印刷発注業務を効率化するための仕組みとして利用されているのが、デザインテンプレートや共通パーツによる簡易レイアウトの機能があり、印刷発注ワークフローを一元管理するWeb to printである。 印刷発注情報(つまり販促活動の情報)を店舗間で共有することや、スケジュール管理、販促資材の費用分析などさまざまな業務との連携や一元管理が可能になる。 また、全国の店舗で使用される膨大な種類の製品パンフレットや全国のセールスパーソンが使用する製品ドキュメントの在庫を一元管理し、必要に応じてデジタル印刷で補充する仕組みがある。在庫管理とデジタル印刷発注システムを統合したBPOの事例である。 たとえば数1000種類の製品パンフレットの中から店舗ごとに必要なものを100部単位で集約し、配送する必要がある。在庫の少ない物はデジタル印刷で補充しなければならない。必要に応じて最小限の印刷物を発注することで、無駄な在庫を保管することも廃棄処分することもなくなり、大幅な経費削減も実現する。 これらに共通するのは、クライアントの印刷発注業務をWebブラウザ上で完結し、情報を共有する仕組みである。本セッションでは、クライアントの課題をITとWeb to printで解決する仕組みと新たな印刷ビジネスを取り上げる。