カンファレンス
印刷マーケット
場所:ワールドインポートマート5F
2月5日(金)
13:00〜15:00
【PM3】再評価、新展開の進むDM最新事情
<データ分析、CRM、ターゲティング、バリアブル印刷の可能性を探る>
広告キャンペーンの主流がクロスメディア型にシフトする中、行動喚起に強いDMは起点として、またビックデータ活用の出口メディアとして、再注目されている。バリアブル印刷の新たな活用可能性などを模索する。
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デジタルマーケティングが注目され、マーケティングの主流が「マス」から「One to One」へと変化していく中、印刷メディアの中でその効果に注目が集まり、再評価されているのが「DM」である。
ICT環境が整い、企業の販促活動においてもクロスメディア化が進むが、複雑化する生活者のニーズや消費行動を捉えるために、紙・Web・リアルそれぞれの強みを把握し顧客接点を増やしながらも、どのタイミングでどのメディアを使うと最も効果が得られるかを考え、プランニングをすることがより重要になってきた。
日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査2014」によると、1人あたりの1週間平均受取通数は5.8通、開封・閲覧率は78.7%と4/5人に情報を確実に届けられるメディアであるという。一連の販促プランニングの中で考えると、DMは、TVCMやWebなどでサービスを広く周知し、ある程度認知度が高まったマーケットに対して、よりこちら側に引き寄せ、「購入」と「興味喚起」を促す「行動喚起メディア」として、さらにメディアとメディアを繋ぐ「クロスメディアの起点」として、最適なメディアであるといえる。
このDMが持つ強みをさらに後押しするのが、企業に蓄積された大量の顧客データ、いわゆる「ビックデータ」である。顧客の購買履歴や行動情報を分析することで、ターゲットの絞り込みや、その特定のターゲットに響くメッセージの最適化を可能にしている。
このセッションでは、DM市場の現状や、実際の事例を使った国内外トレンド解説と共に、データマーケティングに基づいた戦略立案や企画、制作のポイント、マーケティングビジネスと結びついた印刷ビジネス拡大の可能性、今後印刷会社に必要となるスキルなどについて、豊かな見識と実績を持つスピーカーと共に深堀していく。
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このセッションの参加費は、16,200円 です。
お申し込みセッション数によって割引があります。
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森 健
(もり たけし)
1989年(株)ディーエムエス入社、コンパイルドリストの企画提案・運用などの業務を担当。1993年営業企画室~企画制作室。クライアントに対するDM・SPの企画提案、制作を担当。新マネーカード発行、損保会社DM、クレジットカード利用促進キャンペーンなどに携わる。2003年より経営企画室。情報セキュリティマネジメントシステム、業務センター開設、事業開発などに携わる。
一般社団法人日本ダイレクトメール協会業務執行理事広報委員長。
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宇井剛史
(ういたけし)
2003年トッパン・フォームズ株式会社に入社以来ダイレクトマーケティ ング業務に従事。金融業界や通販業界等、幅広い業界でクライアント企業の売上アップ、コスト削減に貢献。データマイニングツールやアイトラッカー、脳波計測装置等、科学的なツールを用いて生活者の気持ちと行動を分析しコミュニケーション課題を解決する「LABOLIS(ラボリス)」を全国で展開。
調査分析で終わらずコミュニケーションの具現化まで一貫して提供し、結果を出すことにこだわりを持つ。第29回全日本DM大 賞金賞グランプリ受賞、2015 DMA国際エコー賞 シルバー&USPSゴールドメールボックス賞受賞メンバー。第30回全日本DM大賞 2次審査委員。
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吉岡英彦
(よしおかひでひこ)
1986年、(株)電通ワンダーマン・ダイレクト(現・(株)電通ワンダーマン)に入社、レスター・ワンダーマンに師事する。以降、30年にわたりダイレクトマーケティングのクリエーティブに関わる。2008年より(株)電通ダイレクトフォースへ転籍。一般社団法人日本ダイレクトメール協会ダイレクトマーケティンク委員。
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郡司秀明
(ぐんじひであき)
モデレーター
1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社入社。主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。
2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在JAGAT専務理事として啓蒙活動に励む。
日本大学藝術学部講師、日本写真学会理事、電塾本部運営委員でもある。
「RGB&CMYKレタッチ大全」「図解カラーマネージメント実践ルールブック」はじめ著書多数。